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忌中と喪中の違いは?正月飾り・初詣(厄払い・合格祈願)はどうする?

投稿日:2017年1月5日 更新日:

今年、夫が厄年のために、1月3日に近所の神社へ初詣に行き、厄払いをしていただいてきました。
というのも、夫の父方の親族が、厄年にバイク事故で2人も亡くなられていたので、とても気がかりだったからです。

厄払いも無事に済み、夫の母親(こういうことに特に敏感な性格)にも報告しておこうと電話をしました。
すると、「えぇ?!厄払いに行ったの!?おばあちゃん(夫の母の母)が1月に亡くなっているから、まだ喪中だよ!行けないんだよ!」と、言われました。

きょぇぇぇぇぇぇ!!
すっかり忘れていました・・・喪中だから年賀状は出さずにいましたが、厄払いまでは気が回らず、夫の身を案じるばかりに突っ走ってしまいました。

夫の母からは、「大丈夫、気の持ちようだよ。ありがとう、息子を思ってくれて。1回忌の法要は年内に済ませてあるから、大丈夫でしょう。」と慰められる始末。
無知な嫁はダメだなぁ・・・と反省しつつ。
やっぱり気になってしまって、いろいろ調べてみたのです。
そうしたら、思いがけない事実を知ることになりました!

そこで、今回は、忌中と喪中の違いに始まり、私が得た知識を皆様にお伝えしたいと思います。
この情報が、皆様にとって少しでも有益なものになることを願っています。

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忌中と喪中の違いは?

忌中の説明に入る前に、皆さんも耳にされている喪中についてご説明したいと思います。

 

喪中とは

まず、「喪中」という言葉ですが、これは実は、「儒教」から来ています。
何と、神道や仏教には、この言葉はありません!
その点を踏まえてお読みください。

よく、「亡くなられてから1年間は喪中だよね。」と言われていますよね。
けれど、これが大きな間違いだという事実が判明しました。

喪中とは、儒教に基づく思想の中にあり、「身内が亡くなり悲しみの中に居ます」という意味です。
喪服を着ることで、その悲しみを表現します。
「悲しみに明け暮れているので、めでたいことや楽しいことから距離を置いて過ごしたい」という気持ちの期間のことです。

では、儒教での喪中とは何日間のことなのか。
実は、期間の定めはありません
俗に「1年間」と言われているのは、儒教の思想に基づいてできた服忌令(ぶっきりょう)が原因のようです。
現在は廃止になっていますが、明治時代までは父母13ヶ月、夫13ヶ月、妻3ヶ月・・・と、服忌令により喪中期間が決められていたのです。
これは、「この期間は喪に服しても良いけれど、この期間が過ぎたらきちんと社会生活に戻りなさいよ」という意味合いで設けられていた規則だったそうです。

廃止されたにもかかわらず、「喪中=1年間」という間違った常識が根付いてしまったのには、理由があります。
天皇家の諒闇(喪中期間)が1年間だったからです。
これにより、「喪中=1年間」という間違った常識がはびこることになりました。

では、神道や仏教においてはどうなのでしょうか。
実は、「喪中」という言葉がないことからもお解りいただけるように、この期間の定めはありません

本来、個人的な「心の中の問題」であるため、悲しみが癒えた時が「喪明け」となります。
悲しみに暮れている期間が1年以上続いていればまだ喪中ですし、悲しみから解き放たれ、悲しみを乗り越えて前に進もうと思えば、半年であっても喪明けです。
ですので、喪中に正確な期間はありません。

しかし、仏教においては、この喪中を長引かせてはいけません。
故人をいつまでも偲ぶことは、輪廻転生の妨げとなるからです。
気持ちの切り替えが、故人にも生きていく者にも必要というわけですね。

 

忌中について

では、忌中とはどのようなものでしょうか。
実は、神道にしかないものです。
儒教にも仏教にも、本来この言葉はありません。
(葬儀の時に「忌中」と書かれた半紙が貼ってあるのは、仏教では間違いなのだそうです。)

では、神道における忌中とは・・・これは、亡くなられた方の親族が「喪に服する期間」です。
儒教では喪中、神道では忌中と呼ぶということですね。

日本には、古くから死を「穢れ」とする考え方があります。
しかも、身内を亡くした場合でも、一定期間「穢れ」があるとされています。
この「穢れ」がある期間のことを「忌」といいます。

忌中もまた、服忌令により忌中期間が定められていましたが、現在は廃止になっています。

現在の神社本庁のHPによりますと、次のように記されていました。

「服忌」については、地域に慣例がある場合、その慣例に従うのが適切です。
特に慣例がない場合には、五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的でしょう。
ですから「忌」の期間である五十日を過ぎれば、原則として神事を再開しても差し支えないと考えられます
「忌」の期間中は、神社への参拝を遠慮しますが、やむを得ない場合には、お祓いを受けるのがよいでしょう。

上記からもお解りいただけますように、忌中とは神道で使われるもので「50日間」を指します。

ここで疑問に思うのが、「仏教の世界では、喪中も忌中もないの?」ということだと思います。

仏教の世界では、死は穢れたものではなく、輪廻転生の流れの中で、次の生のための始まりに過ぎないものです。
そのため、忌み嫌われることではありません。
故人は亡くなられた日から7日周期で仏様の関門を通らせていただき、49日にやっと仏様として迎えられるとされています。
これを「中陰」といいます。

この中陰は、生きている者は、亡くなられた方が無事転生されることをお祈りし、殺生や祝い事などで浮かれることは自重しましょうとされています。
つまり、儒教でいう喪中と神道でいう忌中は、仏教では中陰という言い方が正しいのですね。

このようにして見ると、喪中の期間は「期間なし」(あるいは地域によって1年間)、忌中の期間は「50日間」中陰の期間は49日間となります。
ただし、浄土真宗の方は、死後の関門などもないとされているため、49日という概念もないそうです。

 

忌中と喪中の正月飾りについて

結論からすると、忌中や喪中の際は正月飾りは飾らないということになります。

そもそも、お正月は歳神様を家にお迎えする行事です。
門松・しめ縄・鏡餅などのお正月飾りも、この歳神様を迎えて無事に1年を迎えることができたという感謝を込めて、これを喜び祝うという意味があります。

儒教、神道、仏教になぞってお伝えしていきます。

儒教の思想から正月飾りを控えるのには、「悲しくてお祝いごとをする気分になれない」ということから来ています。
神道の信仰心から正月飾りを控えるのには、「神様が嫌う【穢れ】の残る家であるため、歳神様に来ていただくのを遠慮します」という側面があります。
仏教の信仰心から正月飾りを控えるのには、故人が亡くなってから1年以内に年を越す場合は行わないとされています。
(なぜ1年間なのでしょう?ここにも儒教的な思想を感じますが、調べた限り見つかりませんでした。)

これを見ていくと、1年間は何もしないで大人しく過ごすという考え方は、儒教の思想と服忌令が根底にあり、そこに神道と仏教の宗教的観念が混ざり合ってできたものだろうということが推測できるかと思います。

 

忌中と喪中の初詣(厄払い・合格祈願)について

正月飾りについては分かりました。
しかし、気になるのが、忌中と喪中の期間における初詣なのではないでしょうか。
やはり初詣に行かないと、日本人としては1年が始まった気にならないという方も多いと思います。

喪中についてはもうお解りいただけていると思いますが、あなたが「喪中」だと思っているのであれば、神社への参拝は控えた方が良いでしょう。
心の中で「喪明け」したのならば、胸を張って、鳥居をくぐりましょう。

忌中なのであれば、神社への参拝は中止しましょう。
51日目から参拝可能です。

日本の風習における一般常識として(これが間違っているのですが)、喪中は1年間としている地域もあると思います。
近所の目や世間体を考えて「やっぱり止めておこうかなぁ」と悩まれる場合は、お寺に初詣に行かれることをお勧めします
お寺では、死=穢れではありませんからね。
安心してお参りください。

もしもあなたが大阪にお住まいならば、「四天王寺」に行かれることをお勧めします。

1400年以上も昔、聖徳太子によって推古天皇元年に建立されたお寺です。
和宗の総本山であり、日本では最も古い建築様式の一つだそうです。
「四天王寺式伽藍配置」といわれており、南から北へ向かって、中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並んでいます。
そして、それを回廊が囲む形式になっています。

1月14日には「どやどや」と呼ばれるものが行われます。
内容としましては、堂内で厳粛な法要が行われます。
また、堂前では褌・鉢巻き姿の生徒たちが、お札を奪い合う・・・という勇壮なお祭りです。

近くには、「天王寺公園」「天王寺動物園」「大阪市立美術館」もあります。
新年を緑と自然の中で、ゆっくり過ごすのも素敵ですよ。

それから、あなたが仏教徒なのであれば、やはり神社に行くよりも御先祖の墓参りをすることをお勧めします
お寺の御住職にも挨拶し、「今年も良い年でありますように」と御本尊様にお願いすることが、仏教における本来の初詣ではないかと思います。

さて、我が家の話をここで再び。
勢い任せに夫の厄払いをしてしまった我が家ですが、49日が過ぎていたため厄払いしても問題はありませんでした。
夫の母方の祖母が亡くなったのが昨年の1月。
もう11ヶ月以上経っていますからね。
何の問題もなくお祓いをしていただけるというわけです。

厄払いは1月3日までに行かなければいけない地域、1月中なら良い地域、節分までに行く地域などなど、地域によって異なるようですから、確認して受けるようにしましょう。
(この期間のずれも、私的にとても気になります。)

また、忌中であっても厄払いをしていただけるケースもあるようです。
神社に問合せてみましょう
詳しいところは分かりませんが、対処の仕方を教えていただけるようです。

受験生にとっても精神的安定剤となる合格祈願
もちろん、こちらも忌中明けしていれば問題ありません
胸を張って鳥居をくぐり、参拝しましょう。
お守りの購入もお忘れなく。

忌中の場合は、他の人にお願いして合格祈願してもらうことでも可能です。
依頼できる人を探してみるのも良いでしょう。
お守りも忘れずに購入してきてもらいましょう。

 

まとめ

今回、自分が失敗したと思い、とことん調べ上げたことで、逆に知らなかったこと、間違っていたことなどについても知ることができました。

一般常識って、怖いですね。
正しいとされていることは、実は俗世間が作り上げているだけのものがあるということです。
しっかりとした情報を収集する必要があると痛感しました。

私としては、この間違って認識されている一般常識を、「喪中が1年ていうのは違うんだってさ。本当はね・・・」と、知識を深めた方々が周囲に広めて行って、正しい知識を植えて行っていただけることを願うばかりです。

日本は八百万の神が存在しますし、神と仏も混在しますし、いろいろと難しい面がありますが、自分が何を信じ、どう生きていきたいかが一番大切なのではないかと考えさせられました。

これを機にいろいろ見つめ直してみるのも良いかもしれませんね。

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